海外駐在悲喜こもごも

海外駐在員の妻として駆け巡って?きたツワモノマダムたちによるノウハウ集。現在、海外居住している方の現地情報が満載。これから海外に居住される方に、海外での生活経験のある奥様方には、必見です。

HGTVチャンネル その2

話は娘夫婦がオンタリオ州からバンクーバーに急遽引っ越すことが決まり、持ち家を売りに出すことになってから、始まりました。

家を売るには個人が新聞などに物件広告を出し、仲介者を入れずに動かす方法もあるのですが、ある程度のお金が動く場合は、やはり不動産会社に仲介を依頼することが多いようです。
まずは複数の不動産会社にコンタクトを取り、数社の社員が家に来て、大体の売値や手数料を提示していきます。
結局、地元で長くビジネスを続けている、信頼の置けそうな不動産会社を選びました。父娘二人で経営している会社で、彼女はこの町で生まれ育っているそうです。
契約を結び、今後どのように我が家を売り出していくかの説明を受けるなど、事務的な手続きが進む中、「わが社のサービスとして、インテリアデザイナーを派遣しますので、より売れ易い家になるためのカウンセリングを受けてください。もし気に入ればそのデザイナーと契約をして、施工してもらったらいかがですか?」という提案が。
サービスならば別に拒む理由も無いわけで、時を経ず、そのインテリアデザイナーの彼女は我が家を訪れることとなりました。

まさか、あのテレビの話が真実となろうとは!

彼女はなんとえんえん5時間、我が家に留まり、私たちをコテンパンにして帰っていったのです。
彼女の指摘は多岐に渡りました。
まずは目立つ汚れやしみ、動きが悪い窓などの補修、これは想定されていたことです。
次は部屋の使い方、客が具体的に生活を想像できるような部屋割りは、どうも我が家のものではいけないようで、ゲスト寝室とホームオフィスの交換を提案。
えっ、家具を動かすの?
そのほかにもいくつか部屋の使用目的にクレームが付きます。
だって、買った人が好きに変えればいいんじゃないの?疑問符がだんだん増えてきます。
「できれば玄関の場所を変えたほうが良かったのよ、こっちの通りに面した玄関の方がいいのよ。それからこの壁は取ったほうがいいわね。このバスルームは全部変えなくちゃ!」
あれあれ、全てが否定されてきている。これってあのテレビ番組で見たシーンと同じじゃないの!どうもキーワードは、客が具体的に生活を想像できるような家、らしい!



ハミングバード
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2006年09月01日19:09
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HGTVチャンネル その1

アメリカ、カナダでは、テレビはケーブルテレビが主流です。
100を越えるチャンネルの中には、ゴルフ専門、料理専門などのプログラムがあり、それぞれの趣味嗜好に合わせて一日中楽しめます。
その中に私のお気に入り、HGTVというチャンネルがあります。

これは、ホームアンドガーデンテレビジョンの略で、文字通り一日中、家と庭に関するありとあらゆる話題についての放送をする局です。内容はたとえば花壇の作り方、暖炉の作り方などハウツーものから、変わったところでは何層にも張り重ねられた壁紙をはがしていき、その家の歴史を探る番組などもあり多彩。 
また、家の売買に関する番組も多数ある中で、特に私が興味を引かれるプログラムがあります。
それは、売りに出したのに、その趣味が原因で、なかなか買い手が付かない家のオーナーを助けて、その原因を探りつつ、買い手が買いたいと望む家に作り上げていく番組です。

ここで日本との違いをひとこと!

日本では不動産の価値は土地がほとんどですね。まずは土地の場所、広さ、そして築年数。ある程度の年が過ぎると、家は「古屋」というすばらしい称号が与えられ、価値は限りなくゼロに近付きます。しかし、北米では家そのものの価値は、たとえ築年数が重ねられてもかなりの割合を占めます。むろん、趣味もその要素の一つなのです。
レポーターはまず、その家の趣味がいかに市場のニーズと違うかをオーナーに知らせるために、隠しカメラで撮った、客のコメントビデオを見せます。
「げっ!何この壁紙!」「ひどい趣味ね」「思い出が重過ぎるよ」
客たちの容赦ないコメントに、丹精を込めて我が家を飾ってきたオーナーは、ポロリと涙をこぼしたりもします。
「あなたが良いと思ったものが、必ずしも皆が良いと思うものではないのよ」
レポーターはやさしくオーナーを諭し、思い入れたっぷりの家を片付け、リフォームをしていきます。

過去との決別、再生も、この番組のテーマと言えるのでしょう。

今は亡き夫が、パーティーの時に戯れに書いた壁の落書きに、泣きながらペイントを塗り、すっきり過去と決別した家が売れ、新たな出発をする老婦人に、レポーターが、こっそり作っておいた落書きを写したパネルを送って、また涙、という落ちなどもあり、私はソファに寝そべりながら、日本とはちょっと違う価値観を楽しんでいたのですが、まさかこの話が他人事でなくなろうとは思ってもいなかったのでした…。

ハミングバード

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日時
2006年08月30日23:28
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カナダでも個性は大事

上の娘が小学2年生になった。
学校はカソリックでフランス語を50%、英語を50%使って授業をするカナダ独特の教育をする。
娘は生まれたときから、私の日本語に接しているため、日本語はまあ完全じゃないにしろ、分かる。そして、英語はデイケアや友達、環境で今じゃ一番得意な言語になった。しかし、フランス語は結構ひどい。“子供だからスポンジのように吸収が早くって”とか、“私が英語で苦労しちゃったから”とかいろいろな思いがあって、英語の100%の学校ではなく、フランス語校を選んだのに、本人は全くやる気なし、スポンジはどこえやら・・・でも先生は常にハイテンションでいつも褒めちぎってくれる。フランス語の成績も何故かB+。今日の天気も言えないのに・・・
それが日本とは違うところだといつもつくづく感じる。

日本では、怒られることもここでは“個性”だと、たくさん褒められる。出る杭も打たれない。そして、この個性を褒める教育はなかなか難しいもので、私も叱ってばかりより、褒めてあげようと常日頃思っているのに、つい間違えている方に注目してしまって、こうじゃない、ああじゃないと口を出してしまう。
これではいけないらしい。
良い所を“ワンダフル!”、“ファンタスティック!”とちょっと大袈裟なまでに褒めなくちゃ。そうそう、今はもう石原都知事のスパルタ教育なんて時代遅れで、個性が大事、スマップのオンリーワンで寛大に子供の個性を褒めてあげる時代になったのです。
でも、カナダの小学校では一クラス約20人前後で、25人になると生徒の親から“生徒数が多すぎる”と苦情が学校にくる。なんでも“個性”のある25人が集合すると動物園のようになるそうだ。
個性があるのはいいことだけど、収拾が着かなくなるのは困りものですよねぇ?

ケネディ恭子
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2006年08月28日21:32
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「上海の医療を支えるUターン医師たち」 

「海外で病気になると不安が募りますよね」「とりわけ小さなお子さんを連れてみえる若いお母さん達、心配してるでしょう?」「はい、赴任前の方達からよくご相談を受けますよ」これら会話は全て日本語。

日本で、一時帰国の際受けた健康診断で、要注意の判定を受けた項目が一点あった私は、一度日本の最寄の病院で診察を受け、その後上海で必要があれば継続をすべく、数箇所ある日本人対応の病院のうち、一番ローカル色が感じられるSクリニックに行ってみました。
「日本語対応、24時間受付安心のSクリニック」と謳われています。
患者の私に向き合う40歳前とおぼしき男性医師。
“ほとんど完璧な日本語だけど、なんか違うかも・・”“・・日本語で書いている医療リポートの筆跡は日本人のもの、そのもの・・”
失礼を省みずうかがってしまいました。
「先生は日本の方ですよね?」
ところが、びっくり。実は上海人でいらっしゃいました。
頂戴した名刺には“東北大学医学博士”と刷りこまれています。
Sクリニックでは上海の医科大学を卒業し、公立病院にて6年間以上もの臨床経験を積み、さらに日本の国・公立医科大学の大学院で医学博士を取得した4名の医師が診療にあたっています。横浜市立医科大学、九州大学医学部、和歌山県医科大学 それぞれの大学院で学んだ中国人の先生方です。

私を診察して下さった先生は、穏やかな語り口で、「いいなぁ、この制度取り入れたいなぁ」と私の持参した、日本での薬局が出してくれたお薬の説明書に見入っています。
「写真入で絶対間違いないですね、薬は大切ですから」と。
そこで私はこちらで処方されるお薬に、ちょっと突っ込んでお尋ねしました。
「日本で出してもらった抗生物質と、同じ物を処方します。北京のD製薬(日本のメーカー)で作っているもので、成分上全く同じですから心配ないですよ」との回答でした。
治療に欠かせない“安心感”について、先生とのお話しが進みます。
「我々医者の役目は、如何に患者さんに信頼感を与えられるかなんですよねぇ」と。
日本人のマインドをよく理解した先生が気を配っていらっしゃるのがわかりました。Uターン医師が、上海で暮らす日本人の生活を支えてくれています。  桂花
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日時
2006年08月23日21:47
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「短絡的でない・・・がキーワード!?」

中国で一番有名な日本人俳優さんは、誰でしょう?即回答を披露しましょう・・高倉健サン。
50才代を中心に圧倒的な知名度を持ちます。
開放後初めての外国映画として上映された「君よ憤怒の河を渉れ」での健サン演じる人間味ある役柄は、“鬼のような”日本人の印象を一部塗り替えさせたとさえ言われます。
その健サンと張芸謀(チャン・イーモウ)監督による新作「単騎、千里を走る」(千里走単騎)の上映が上海で始まります。日本では1月28日公開だと聞きます。
先立ってNHKの特別番組で制作課程を追ったドキュメンタリー番組が放送されました。撮影に起用された通訳役の青年を始め、まったく経験のない素人さんの自然な演技を助ける健サンの優しさが素敵でした。中国人出演者達のいい表情がスクリーンに映し出される事でしょう。
製作現場では妥協のない同時進行の打ち合わせが続きます。
ワンカットにかける監督の情熱が伝わります。スタッフ揃ってのシナリオ作りの会議は熱気を帯び、討論が止む事はありません。「親子の確執がテーマで、事情のある状況が判明した後、主人公はどのような行動を取るか?日本人である健サンはどのような思考をするか・・・シナリオをどう進めていくか」が議題でした。
その際、とても興味深い監督の発言がありました。「中国人はそこでオシマイとするかも知れないが、日本人は違うのだ、そんなに短絡的な発想はしない」と。「確かにそうだ」と制作会議は、さらにストーリーの方向を広げ、シナリオは心の襞を増幅する内容に仕立て上げられていきます。
番組を見ていた私は、「短絡的でない」という言葉がコトリと音を立て腑に落ちていくのを感じたのです。
ここで出会う“短絡的な”周りの人々、そして、“そうではない”日本人の一人としての関係が、時として起こり得るどうにもやり繰りできない居心地の悪さのキーワードだった・・・のだと。
それはさて置き、「千里走単騎」の健サンが、新たに“人情の日本人像”で中国の映画ファンを魅了してくれる事でしょう。
同時に、間もなくダムに沈む雲南省麗江の小さな村の風情、そこで暮らす人々の素朴な心情がどう描かれているか楽しみです。
「単騎、千里を走る」は、驚くべき発展を遂げる中国で失われつつあるものを警鐘し、そして、日本でも忘れがちな大切なものを思い起こさせる映画のようです。
名優健サンと、自身も若かりし頃「君よ憤怒の河を渉れ」に心躍らせたと言う巨匠張芸謀監督との合作が、日頃不安材料を抱える日中関係に暖かい空気をもたらすことでしょう。
私事としては、2年余りが経過した上海暮らしの小さな不協和音が、中国の奥深さを再確認する事で静められる気がするのです。
2005/12/7
桂花

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日時
2006年08月22日18:38
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「メープル街道ってどこですか?」

秋の澄みきった高い空、朝夕は空気がひんやりしてきました。
ここカナダの東部は夏の暑さと秋の冷え込みの気温の差が大きいので、それはそれはもう見事な程真っ赤な紅葉が見られます。
紅葉で有名な”メープル街道”ってご存知でしょうか?
日本では意外と知られているようですが、現地でどこですかって人に聞いてもきっとみんな”何それ?知らない。”と言うでしょうね。
なんと日本の観光業者が名付け親なんですから。現地ではヘリテージハイウェイと呼ばれていますがこれは日本人にはあまりキャッチーじゃないですね。

ちなみにこのメープル街道は、ナイアガラからオンタリオ湖畔を通ってトロント、キングストンからセントローレンス川をさかのぼり、オタワ、モントリオールそしてケベックシティまで約800キロにも渡ります。
水際に生える楓(メープル)の紅葉、そしてフランスとイギリスによるカナダ入植の開拓の跡が残された歴史的な街並みの数々・・・
あと必要なのは覚えやすい名前だけだって事だったのでしょうか?メープル街道とは、まさにぴったりですね。覚えやすいし、実際に楓もカナダを連想させるし(国旗にもメープルルーフがモチーフになっているし)感心しました。
このメープル街道も来週くらいがピークになるようです。カナダに住んで12年目、やはり一度くらいはしっかりカナダの広大な紅葉を見に行きたいと思っています。(見たことあるのは、高速道路から垣間見える一部だけなんです・・・お恥ずかしい・・・)
2005/9/26         ケネディー恭子

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日時
2006年08月22日18:24
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